リモートデュエマカップ 環境考察!

皆さん、こんにちは。ウィンターと申します。

 

ボスから一人一記事書けと権力行使をうけたので筆をとっています。

 

自分が今回書くのはリモートデュエマカップの環境についての考察です。公式より発表のあったルールでどう言ったデッキが活躍するのかを深掘りしていきます。

 

◾️目次

・リモートデュエマカップとは?

・ゲーム環境予想

・環境デッキ予想

・上記を踏まえて勝つならどんなデッキ?

・終わりに

 

◾️リモートデュエマカップとは?

 

f:id:MachikoPros:20200609214923j:plain

 

リモートデュエマカップとは、昨今の情勢を踏まえ公式が推奨しているリモートデュエルでの大会のことです。(画像はKONAMIのやつ、絵がちょうど良かった。)

 

・リモートデュエマカップについてのクリエイターズレター

https://dm.takaratomy.co.jp/cls/creatorsletter36/

 

ここにも記載があるようにリモートデュエマカップは通常の殿堂に加え追加の構築制限がかかります。

 

簡単に説明すると、【メインデッキ40枚のみ】の構築ルールとなります。(禁断もダメ)早い話次元もGRもドルマゲドンもゼーロンもない環境です。

 

おそらく外部カードを使うデッキは盤面を幅広く使うので画面に入り切らない為、ないしは画面外での積み込みなどを避ける為かと想定出来るが真意は不明です。

 

ではそんな環境でCSレベルの構築戦をするとどうなるのか考えてみましょう。

 

 

◾️ゲーム環境予想

まずは構築ルールから生じる環境を想定していきましょう。メインデッキ40枚のみ使用のため、必然的にGRや超次元に頼るデッキは使えません。

 

昨今のデュエマのアグロデッキは多かれ少なかれGRや超次元に頼る部分があります。必然的にGR依存度が高いアグロは使えず、ミッドレンジ寄りの環境になると思います。

 

また、高速アグロが減るので若干速度が遅いループデッキやコントロールやビックマナも復権してくるでしょう。

 

環境が定まるまではコントロール、ミッドレンジ、ループによるメタゲームが回ると思います。その後、メタゲームが安定してきて初めて環境に合わせたメタを積んだアグロデッキが勝ち上がってくるという様相です。

 

実際に使われるデッキは既存のアーキタイプを流用したものがメインになってくるでしょう。特にリモートデュエマカップのルール下でも運用が問題ないデッキは環境初期のシェアを占めるでしょう。

 

それでは、実際に環境初期にいる可能性が高いアーキタイプを解説していきましょう。

 

 

◾️環境デッキ予想

リモートデュエマカップ環境はミッドレンジ・コントロール・ループの三竦み、あとからアグロデッキが勝ち上がるという予想を立てました。それぞれのデッキタイプごとにおそらく存在しうるアーキタイプを解説していきます。

 

・ミッドレンジ

 

●赤青覇道

GRが使えないので、通常の環境よりはミッドレンジ寄りに組まれると思われます。しかしGRが出る前から《ゴルドーザ》や《クラッシュ覇道》を主力にしつつ攻めつつ、《奇天烈シャッフ》でテンポをとると言った戦い方をしていたのでリモート環境でも猛威を奮ってくると思われます。

 

サンプルレシピ リモート覇道

f:id:MachikoPros:20200609222124j:plain

 

従来通り《海底鬼面城》でハンドアドバンテージを稼ぎ、覇道コンボのパーツを揃えつつ《奇天烈シャッフ》でコントロールします。後述しますがこの環境でCSレベルの構築戦をすると、《カリヤドネ》とのマッチアップは避けられないと思うので《シャッフ》は4投しています。

 

 

●赤黒墓地ソース

ゼーロンを使わないタイプの墓地ソースはGR環境前でも使用率がそれなりにあったデッキです。《クロスファイア》と《5000GT》のパッケージは雑多なデッキであれば簡単に蹴散らしてしまいます。

 

サンプルレシピ リモート墓地ソース

f:id:MachikoPros:20200609223140j:plain

 

ゼーロン採用前に使われていた赤黒墓地ソースに《ガイアール流激烈竜王波・滅》を採用しワンショットが狙いやすい構築にしてみました。赤マナの確保がしやすいので《5000GT》も出しやすくなっていると思います。

 

 

 

・コントロール(ビックマナ)

 

●デッドダムド

GRが使えないということは《デジルムカデ》が採用出来ないので、かつて使われていたアナカラーデッドゾーンのようなコントロール寄りのデッキになると思います。とはいえ《デドダム》のアドバンテージ力や《ヴェルデ》のボード処理や《ダムド》のフィニッシュ力など総合力はかなり高いと思います。

 

サンプルレシピ リモートダムド

f:id:MachikoPros:20200609224456j:plain

自分が普段使っているダムドをリモート用にしてみました。《ハキリ》を使いミッドレンジ気味に動きつつもコントロールチックな動きも出来るように調整しています。

 

ボード処理やハンデスでのテンポ確保が上手くできればかなり手広く戦うことが出来ます。《クロック》で水文明をかさ増しする事で《シャッフ》のプレイもしやすくなっています。

 

 

●カイザー刃鬼

今さら刃鬼と思われるかもしれませんが、苛烈なビートダウンが少ない環境なら可能性はかなり高いです。システムクリーチャーが置かれやすい環境になるのでビックマナのお供ともいえる《ドルツヴァイ・アスタリオ》の的には困りません。

 

また最近デッキの発売や、《ダイハード》の再録などで構築難易度そのものが下がっているので持ち込む人は一定数いると思います。

 

サンプルレシピ リモート刃鬼

f:id:MachikoPros:20200609225422j:plain

 

《お清めシャラップ》や《クローチェ》で墓地系デッキをメタりつつ、マナを伸ばす構築にしています。構造自体はかなりシンプルなのでまっすぐ攻撃してくるデッキには強いです。

 

 

・ループデッキ

 

●カリヤドネ

リモート環境でもトップシェアになる事が予想されるデッキタイプです。従来のタイプでも使用されるGR召喚を行うカードは《知識と流転と時空の決断》のみで、GRを行わずとも使えるのでそのまま持ち込まれることもあると思います。

 

サンプルレシピ リモートカリヤドネ

f:id:MachikoPros:20200609230249j:plain

 

《シャッフ》が厚めに取られる事を想定し、数字の宣言をずらすために《スーパーデーモンハンド》を厚くとっています。ループ手順も変わらないので、元々持っているカリヤドネを少しだけ変えて出るならこの形になると思います。

 

 

●ネバーループ

GRの依存度が低いので毎ターン《「本日のラッキーナンバー!」》を打つ動きにそこまでの強制力は無いと思います。しかし呪文が強い環境になる可能性は高く、毎ターン《ファイナルストップ》を連打できるこのデッキは有利に振る舞えると思います。

 

特におそらくトップシェアになり得る《カリヤドネ》に対して非常に強いです。

 

サンプルレシピ リモートネバーループ

f:id:MachikoPros:20200609231319j:plain

リモート環境でネバーループを使うならこの構築になると思います。《Wave ウェイブ》はGR召喚は出来ませんが墓地に呪文を置いたまま墓地から呪文を唱える事が出来るので、そのまま採用しています。

 

また《シャッフ》の事を考慮して除去を《魂の記憶の盾》(3マナ)と《エターナル・スパーク》(4マナ)に散らし、サーチについても《クリスタル・メモリー》を投入して《シャッフ》をケア出来るようにしています。

 

 

・アグロデッキ

 

●赤白バイク

直近流行ったアグロデッキの中でもGR依存度がほぼありません。また呪文に対するメタクリーチャーを展開しながら高速で攻め立てるので環境にマッチするデッキです。禁断が無いことがどこまで影響するかが鍵になると思います。

 

サンプルデッキ リモートバイク

f:id:MachikoPros:20200609232834j:plain

 

ザボンバ》でメタクリーチャーを展開しながら高速でビートダウンする構築にしています。《ドレッドゾーン》は相手のメタクリーチャー対策と雑多なアグロ対策に採用しています。

 

◾️上記を踏まえてリモート環境で勝つなら?

 

メタゲーム予想をした上で、もし自分がこの環境でCSに出るならという事でデッキを組みました。

 

サンプルデッキ QQQXコントロール

f:id:MachikoPros:20200609233812j:plain

 

アグロデッキがあるとは言えゆっくりな環境になると思うので《QQQX》によるクロックパーミッションを仕掛けやすいと思います。

 

《拷問ロストマインド》で呪文絡みのコンボを妨害し、《お清めシャラップ》で墓地対策をしっかり取ります。トリガーも比較的厚く、攻撃は《QQQX》で行うのでトリガーの心配もありません。

 

ミッドレンジに対しては大量の除去と《ピオドーロ》でテンポを取ります。コントロールに対しては《ダークマスターズ》や《天変》でアドバンテージ差をつけて勝ちに行きます。

 

環境の中心になる可能性がある呪文メタクリーチャーに対しても軽量除去で強く出ることが可能です。

 

全体的な環境を踏まえても、かなり安定して戦えるデッキだと思います。

 

 

◾️終わりに

昨今の情勢もあり中々集まって対戦する機会は無いと思います。CSやショップ大会の大切さというのもひしひしと感じています。

 

こんな時だからこそデュエルマスターズで楽しむ機会を作って頂いている公式やお店、運営の皆さんに多大な感謝を。

 

またもし皆さんで集まって遊べるような日が来たら、普段お世話になっている方々に恩返しをしていきましょう!